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川口・朝倉鋳物が協業で鉄鍋「一心」を開発 クラウドファンディングに挑戦

朝倉鋳物の朝倉大樹さん(左)と「ねこもち商会」の増井孝史さん(右)

朝倉鋳物の朝倉大樹さん(左)と「ねこもち商会」の増井孝史さん(右)

 来年で創業70周年を迎える「朝倉鋳物」(川口市青木3)らが鋳物鉄鍋「一心」を開発、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で販売を始めて、7月30日で1カ月がたった。

川口・朝倉鋳物が協業で鉄鍋「一心」を開発

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 商品化は、商品開発企画を手がける「ねこもち商会」(船橋市)の呼びかけに応えたもので、鉄の調理器のさびやすさを解消するため、中村熱処理工業所(草加市)が窒化加工と酸化処理の技術で協力している。

 「ねこもち商会」の増井孝史さんは「日本の製造業の強みや良さを改めて広くアピールしたい」と考え、事業をスタートさせた。川口市出身の義父から聞いていた鋳物業の話が記憶にあり、「一心」を事業の第1号に選んだ。同商品は「遠赤外線と蓄熱量にこだわり、自宅でもおいしく肉が焼ける」鋳物鉄鍋で、IH調理器や家庭用オーブンでも使える。

 朝倉鋳物は通常、水道管回りや産業機械、農機具の部品を製造している。4代目の朝倉大樹さんが増井さんの思いを具体的に形にした。「『今日はこれを使って特別なものを作ろう』とわくわくするものができたのでは」と朝倉さんは話す。「川口は最近住み始めた人が多い。『鋳物って何?』『あの工場では何をしているの?』という声もよく聞く。実際に商品を知ってもらい、手に取ってもらって、鋳物の地位向上にもつなげたい」とも。

 増井さんは「使う度に料理が楽しくなり、食卓の時間が少し豊かになる。長く使うほどに愛着が深まる、本当に一生寄り添える道具を目指した」と話す。「『川口=鋳物』と言われるが、産業機械や自動車・船など大きなものの中に入っていて、その技術が一般的に知られていないことが多い。同じく鋳物でも燕三条は民生品中心に製造していて、多くの人になじみがある。これを機に川口の鋳物とその技術を、知ってもらいたい」と意気込む。

 定価は3万1,900円。8月28日10時まで、割引価格での応援購入を呼びかけている。

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