川口市のおもちゃメーカー「こまむぐ」(川口市領家3)は9月18日、新商品「藍染どんぐりころころ」の販売を開始する。
同商品は、埼玉県飯能地域で育った「西川材」のヒノキを、同社が加工。明治創業の「石織商店」(加須市)が「武州正藍染め」の技法で染色したパーツを、他のものと合わせ、社内で組み上げて完成する。社長の小松和人さんは「オール・メイド・イン・埼玉にこだわった」と話す。
小松さんの実家は1946(昭和21)年に創業した鋳物用木型の工場で、小松さん自身、木型作りに携わっていた。その後、子どもたちが日常の中で手に触れるものを作ろうと、2003(平成15)年以来、木製玩具を作り続けている。
「子どもがなめても安全な塗料を作る県内のメーカーを探していた時、『草木染めならどうだろう?』と思い至った。そこで商工会議所の担当者に相談したところ、江戸時代から加須周辺で栄えた藍染めを提案してくれ、会社も探してくれた」と、小松さんは商品誕生の経緯を振り返る。
「西川材も武州正藍染めも、長く受け継がれる、優れたものづくりの文化。当社の人気商品『どんぐりころころ』に、それらを取り入れたのがこの商品。自分たちの暮らす地域の自然や歴史、ものづくりの文化を、子どもたちが遊びの体験の中で感じ、知ってもらえれば」と、小松さんは意気込む。
価格は4,950円。オンラインショップと直営店、一部セレクトショップで販売する。直営店の営業時間は11時~17時。日曜・月曜定休。