生花店「花 ててたりと」（川口市新井町）が7月15日、オープンした。光の差し込む明るい店内には、色とりどりの花やアレンジメントが飾られている。

すっきりした外観　ー　花　ててたりと

　同店は、就労継続支援B型事業所でもある「本屋さん ててたりと」(上青木西5)を運営するTETETARITO（同）が運営する。「花 ててたりと」は、生花店を生産活動とする就労継続支援B型事業所で、就労支援を必要とする利用者らがスタッフと共に花の仕事に携わる。

　「花 ててたりと」管理者の鈴木大幹さんは「花が嫌いな人はあまりいない。花屋という店を通して地域交流を行い、お客さまにも利用者にも選択肢を増やしてほしい」と話す。生花やアレンジメント、小さな多肉植物類や観葉植物が並ぶ店内はシンプルな内装で花の色が引き立つようにしている。店の奥には広い作業スペースがあり、利用者は主に店に並べる花の仕事をしたり店頭に置く看板を描いたりするなどしている。

　四谷（東京都新宿区）の生花店と協業し、川口市内では珍しい種類の花を中心とした品ぞろえをしているのも同店の特徴。「お客さまのニーズを聞きながら特色を出し、利用者と共に『花 ててたりと』らしさを築いていきたい」と鈴木さんは話す。

　竹内一起社長は、普通の花屋として「選んでもらえる花屋」を目指しているという。「天井からも花をつり下げられるように作ってもらったので、ドライフラワーなども作っていく予定」と今後の抱負を話す。

　営業時間は11時～17時。日曜定休