川口市立美術館(川口市川口3)が9月12日にグランドオープンし、テープカットが行われた。同日、開館記念特別展として「蜷川実花展 はじまりの光」が始まった。
開館に当たり、岡村ゆり子川口市長はあいさつで、「文化芸術を親しんでいただける場所、心の豊かさを皆さんに提供する場所、心のよりどころ、癒やしの場所になってほしい」と期待を込めた。「文化芸術は人々のつながりを強くするだけでなく、心の癒やしになってくれる、多くの方にとってそういう場所であるように、市として皆さんにこの美術館を育てていただけるよう一緒に取り組んでいきたい」とも。
蜷川さんは、父で演出家の蜷川幸雄さんの生家が川口市にあり、幼少期を市内で過ごした経験に触れ、「(川口は)創作の原点になっているまち。下町のエネルギーあふれる様子は、自分のクリエーションに直接的に影響を与えた」と話した。
同展は2章で構成する。第1章は、約30年にわたり断続的に撮り続けてきたセルフポートレートの作品や、最晩年の父との時間を記録した作品を通して写真を軸に展示。第2章では、表現世界に最も大きな影響を与えた家族との記憶に迫るインスタレーションとなっている。
蜷川さんは「自分のプライベートな家族のストーリーも含めて展示ができたのは、今回の話があったからだと思うので、私自身も新たな一歩を踏み出せた展覧会になっている。すごくいい展覧会になったと自分でも思っているので、ぜひ皆さんに見に来ていただきたい」と呼びかける。
開館時間は10時~18時(10月・11月の第2・第4金曜は20時まで)。月曜(9月21日、10月12日、11月23日は除く)、9月24日、10月13日、11月24日休館。観覧料は、一般=2,000円、大学生=1,500円、高校生=1,000円、中学生以下無料。11月29日まで。