川口商工会議所が11月16日、市内の飲食店、小売りサービス店を対象とした「i-mise（いいみせ）大賞」2023年度の受賞者を表彰した。

大賞はステーキ店と洋菓子店

　市内の魅力ある店を発掘し、さらなる魅力向上や地域活性化を図る事業として、同会議所が昨年始めたi-mise大賞は今回で2回目。初回は飲食店のみが対象だったが、今年は新たに小売りサービス業部門も加えた。

　商工会や市内各所の掲示板に「あなたの推し店教えて！」と呼びかけるポスターを貼り、市民が、推す店と推しポイント（推す理由）を書いて投票する方式で行った。6月19日～7月31日の投票期間中、2116人が投票し、飲食店583店、小売りサービス店514店に計4232票が集まった。

　得票数が多かった店を審査員が訪れ、地域貢献度、店の雰囲気、スタッフ、メニュー・サービス、店づくり、情報発信の6項目で審査を行い、さらに外部審査員が加わって受賞者を決めた。

　飲食部門の大賞は1988（平成元）年創業のステーキ店「ステーキやるじゃん本店」が4つの審査項目で満点となり、昨年に引き続き受賞した。メディアでも度々取り上げられている洋菓子店「Chant d’Oiseau（シャンドワゾー）」は、昨年も飲食部門で受賞、今年は新たに設けた小売りサービス部門で5つの審査項目で満点となり大賞を受賞した。

　審査委員長の廣瀬進治さんは総評で、「i-mise大賞は、商工会議所会員以外の店も対象とした。今回受賞した各店には、『i-mise大賞受賞店』ののぼりを提供するので店の前に掲出していただければ」と話した。