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川口の老舗「栄三 田中米店」が刷新 築64年の建物をリノベーション

リノベーションを終えた店舗外観

リノベーションを終えた店舗外観

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 JR川口駅近くで創業90年を超える米穀店「栄三(えいさん) 田中米店」(川口市栄町3)が5月17日、築64年の店舗のリノベーションを終え、グランドオープンした。

新しくなった店舗の前で

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 同店は1930(昭和5)年に創業し、現在の店主・田中昭博さんで3代目。1959(昭和34)年に建てられた昔ながらの店構えの建物を生かしながら、傷んだ箇所を補修して店内をすっきりした内装にリニューアルした。リノベーションのプロセスをインスタグラムで紹介し、半分ほど終えた5月8日にプレオープン、営業を続けながら内装を完成させた。

 新しくなったカウンターで使うキャッシュトレイは、妻の香代子さんと共に鍛金のワークショップに参加して自ら制作。店舗外壁に飾った新しいステンレス製の看板はステンレス工場を営む知人が製作し、贈られたもの。

 田中さんは、子どもの頃から家業の米屋を手伝い、「三つ星お米マイスター」の資格を取得。店頭には特別栽培米を中心に常時20種類の米を並べ、客の好みに合わせてその場で1キロから精米し販売している。

 「焼き肉なら甘くもっちりしたタイプ、和食にはさっぱりしたタイプの米というように、さまざまな米がある。精米の仕方や料理によって、どんな米が合うかなど、米のことなら何でも聞いていただければ」と話す。

 米のほかには、塩、水、ぬかのみを使った無添加の自家製のぬか漬け、江戸五街道の東海道沿いで甘酒用のこうじ造りを営んでいたみそ店から直接取り寄せるみそなどを販売。毎週土曜にはイベントを行う。

 営業時間は10時~19時。日曜・祝日定休。

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