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川口で在日クルド人を捉えた写真展 共に暮らす社会を考える契機に

小学校の入学式を終えて帰宅する娘と母 ©鈴木雄介

小学校の入学式を終えて帰宅する娘と母 ©鈴木雄介

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 写真展「在日クルド人-来日の背景と埼玉での暮らし」が10月12日~15日の4日間、川口のアートギャラリー「アトリア」(川口市並木元町)で開かれる。

市の大部分が破壊されたカフラマンマラシュの中心部

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 総務省報道資料によると、日本には住民基本台帳に登録されている外国人は270万人を超え、川口市統計では、さまざまな国籍の外国人約4万人が暮らしている。日本の人口減少、少子高齢化と共に、様々な分野で働く外国籍の人が増え、日本で生まれ育った海外ルーツの子どもたちも増えている。

 同展は、埼玉県南部に暮らすトルコ国籍のクルド人と交流を重ねてきた団体「在日クルド人と共に」が、「日本に暮らすクルド人の背景を知ると同時に、彼・彼女らの生きる力を感じてもらい、共に暮らす社会を考える契機にしたい」という思いから企画した。

 作家は、アメリカでジャーナリズムとドキュメンタリーを学び、ニューヨークを拠点に中東諸国、ヨーロッパ、アメリカなどで戦争・難民問題を中心に撮影してきた鈴木雄介さん、トルコで生まれ、新聞社でのカメラマン、テレビ局勤務を経て、トルコ・ジャーナリスト協会(TGC)の報道の自由賞を受賞したRefik Tekin(レフィック・テキン)さん、クルド音楽の演奏家で、クルド語で日本のことを紹介するユーチューブチャンネル「Japan Bi Kurdi」を運営する上田惠利加さん。

 開催時間は10時~18時(最終日は15時30分まで)。入場無料。

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