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東川口の古民家レストラン「KAM」が3周年 姉妹店でイベント

入り口の門柱のプレート。小さく店名が表示される。

入り口の門柱のプレート。小さく店名が表示される。

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 JR東川口駅近くの古民家レストラン「KAM(カム)」(川口市戸塚3)が4月29日で3周年を迎える。縁あって同店近くに昨年秋オープンした姉妹店「ERI(エリ)」(東川口1)で5月4日、3周年記念イベントを行う。

レストラン外観

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 兵庫県出身のシェフ、本岡将さんは子どもの頃から祖母と山野草を摘んで料理するなど手仕事を手伝うのが好きで、中高生の頃より料理の道に進むことを決意したという。富士宮市で農園を併設する「レストランビオス」の料理長を20代前半で務め、若手料理人のコンペティション「RED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM U-35)」で準グランプリを最年少で受賞した経歴を持つ。

 その後、栃木県那須のレストランを経て、造園業を営む妻の実家だった昭和の木造古民家を活用し、同郷出身で「レストランマルタ」のソムリエを務めていた田代圭祐さんと共に自身の店を開いた。店名「KAM」は、同店でサービスとドリンクを担当する田代さんのイニシャルKと本岡さんのイニシャルMを組み合わせたもの。

 隣接する菜園では自身で野菜やハーブを育て、客の来店時間に合わせて香ばしい匂いが漂うようパンを焼き、ハーブは摘みたてのものを料理に使うなど、店の敷地に入ったときから楽しめる工夫を施す。ドリンクは田代さんが選ぶワイン類で構成する「アルコールペアリング」、果実などから自家製するシロップやスパイスで作る「ノンアルコールペアリング」を提供する。

 本岡さんは「野菜にも、芽が出て大きくなり花や実をつけて命を終えるまでの一生がある。店頭で売られているような状態だけでなく、野菜の一生を感じられる料理を作っていきたい」と話す。

 周年イベントでは、この日のために寝かせておいたマグナムワインを中心に自家製ノンアルコールドリンク、限定メニューの料理を提供する。開催時間は10時~22時。

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