川口商工会議所と鳩ヶ谷商工会が4月1日に組織を統合、川口商工会議所として市内全域を対象に事業活動を行うことになり、5月17日、川口駅前市民ホール「フレンディア」(川口市川口1)で統合を記念した式典が行われた。
川口商工会議所は、鋳物業者を中心に1936(昭和11)年に誕生し、県内の商工会議所では川越に次ぎ2番目の設立。御成道(おなりみち)の宿場町として栄えていた鳩ヶ谷では、1935(昭和10)年に鳩ヶ谷町商工会が誕生。両組織は鳩ヶ谷市が川口市と2011 (平成 23)年に合併してからも別組織として活動してきたが、一体化を図ることでより強力な組織として地域経済の活性化を目指そうと、統合に向けた協議を重ね、昨年6月22日、組織統合契約書に調印。今年1月28日、鳩ヶ谷商工会の総代会で解散を可決した。
今回の統合で、川口商工会議所の会員約8400人に鳩ヶ谷が加わったことで9000人を超える組織となった。記念式典では、奥ノ木 信夫川口市長、大野元裕埼玉県知事ら来賓からの祝辞に続き、新たに鳩ヶ谷より選出された12人の役員・議員が壇上に立ち、それぞれあいさつを述べた。
今後は双方の歴史を受け継ぎながら、スケールメリットを生かした経営支援や会員サービスなど事業活動の拡充強化に取り組んでいくという。