川口の「工房集(こうぼうしゅう)ギャラリー」(川口市木曽呂)で12月19日、「ツグズムズ17織り&グッズ展」が始まる。期間中、埼玉県内の福祉施設で活動する作家たちの作品からクリスマスを楽しむためのグッズを展示販売する。埼玉県障害者アートネットワーク「TAMAP±〇(プラマイゼロ)」との共催。
工房集は、1986(昭和61)年に開所した知的障害者更生施設「川口太陽の家」を利用する人の中に、当時障害者の労働として主流だった軽作業は苦手だが「絵を描くのは好き」という人がいたことから、創作活動の可能性を模索して2002(平成16)年に始まった施設。現在は運営母体「みぬま福祉会」の利用者全体のうち150人ほどが創作活動に取り組んでいるという。
同施設のスタッフ渡邊早葉さんは「作品を展示販売するグッズ展は2008(平成20)年からやっていて、毎回クリスマス時期の展示は人気が高い。ギャラリー展示は毎回テーマを変えて行うが、今回はステンドグラス作品を展示する。それぞれの作家がイメージしたものをどのように創作したか、制作の背景も紹介するので、ぜひご覧いただければ」と話す。
開催時間は11時~17時。今月21日~23日の3日間限定で軽食とドリンクを提供するカフェもオープンする。今月25日まで。