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川口のパン工房、一から手作りのシュトーレンを年末まで販売

素材にこだわり一から手作りするシュトーレン

素材にこだわり一から手作りするシュトーレン

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 川口の手作りパン工房「Cum panis」(クムパニス)(川口市上青木西5)が現在、一から手作りするシュトーレンを年末までの限定で販売している。

クム パニス外観 ー 店名(Cum panis)はラテン語で「共にパンを食べる仲間」という意味

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 同店では安全・安心な素材を使い、あんやカスタード、ジャム、総菜パンの具材も全て手作りしているが、シュトーレンは燐家の庭で収穫した甘夏みかんや知人を通じて佐渡の無農薬栽培を行う農家から直送してもらうレモンなど、一から手作りしたドライフルーツを「惜しみなく使っている」という。

 店主の紀平和重さんはもともと菓子やパン作りが好きで、卒業後は家業の自動車整備工場を手伝っていたが、パン店開業の夢が諦められず30歳前になってパン店に勤め、複数の店を経てカフェのパン製造を1人で任されるまでになった。その後、自動車整備工場を廃業することになり、2016(平成28)年、工場跡の建物1階をリノベーションして店を開いた。

 シュトーレンは以前から作っており、クリスマス後も少数残っていたものを販売していたが、昨年は早めに販売を終えたところ、年末年始に食べたかった、年始のプレゼントに持っていきたかった、など複数の客から声が上がったため、今年は年末まで販売することにした。

 紀平さんは「材料はオーガニックと書いてあるものを買っても、自分で一から作ったものを使った方がおいしく感じる。シュトーレンは日にちがたつにつれ味がまろやかになるので、薄くスライスして少しずつ楽しんでいただければ」と話す。価格は、シュトーレンM=2,894円、同L=4,276円。

 営業時間は9時~20時。月曜・火曜・水曜定休。12月30日まで販売。

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