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川口の郷土資料館で企画展「赤山陣屋跡遺跡」 縄文人の活動しのぶ

発見当時の航空写真

発見当時の航空写真

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 鳩ヶ谷の「川口市立文化財センター分館 郷土資料館」(川口市鳩ヶ谷本町2)で現在、イイナパーク川口全面オープンを記念して企画展「赤山陣屋跡遺跡-『トチの実加工場』は存在したか?-」が開催されている。

出土した縄文時代の板囲い遺構の木材

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 赤山陣屋跡遺跡は、1980(昭和55)年代前半に東京外環自動車道の建設に当たり開発工事が行われた際、現在のイイナパーク川口周辺で旧石器時代から江戸時代にかけての数多くの遺構や遺物が見つかったもの。

 同展では、現在の川口東IC西側の低湿地から発見された縄文時代のトチの実の加工場だったと推察される「水場遺構」に焦点を当て、これまでの調査・研究により明らかになった縄文時代晩期の川口の縄文人の活動について紹介している。

 企画した井出祐史さんは「赤山の水場遺構は、それまでの考古学の常識を新たにする発見で、当時から考古学界で注目され現在も研究が行われている。この展示で新たな川口の歴史と縄文時代の暮らしを発見する機会としていただければ」と話す。

 開館時間9時30分~16時30分。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌平日)。入館料は、大人=100円、小中学生=50円。10月30日まで。

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