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川口・木曽呂の畑でジャガイモ堀り 幼児からシニアまで参加

収穫期を迎えたジャガイモ畑。幼児からシニアまで50人以上がジャガイモ堀りを体験。

収穫期を迎えたジャガイモ畑。幼児からシニアまで50人以上がジャガイモ堀りを体験。

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 川口の木曽呂地区の「石井ファーム」(川口市木曽呂)の畑で6月10日、ジャガイモ堀りが行われた。

14代目当主の石井栄作さん(右)と後継者の美咲さん(左)

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 主催したのは、同地域で江戸時代より続く農家の14代目当主・石井栄作さんと後継者で長女の美咲さん。きっかけは、昨年秋ごろ畑でサツマイモを栽培していたところ、畑に隣接する場所に開園した「汽車ポッポ保育園」の園長から子ども向けの芋掘り体験について打診されたこと。今回ジャガイモの収穫期に合わせて体験会を実現し、50人以上が参加した。

 川口市では平成中ごろまで農業を営む家も少なくなかったが、周辺地域での高速道路建設、宅地開発が進むとともに農地・緑地が減り、農業従事者も年々減少。一方、子どもの食育の重要性が高まり日々食べる野菜がどのように作られるかを体験させたいという声も聞かれるようになってきた。

 美咲さんは新卒で都内の企業に就職し、コロナ禍になっても都内への通勤を続けていたが、休みの日などに実家の畑を手伝ううちに土に親しみ作物を育てることに癒やしを感じるようになり、家業を継ぐことを決めたという。昨年夏ごろからインスタグラムで、野菜作りの様子やレシピを紹介。近隣の飲食店と協力してメニューでコラボしたり、取れたて野菜を店頭販売したりするなど新しいことにも取り組んでいる。

 美咲さんは「今の時季、ダンシャク、メークイーン、キタアカアリ、シャドークイーンの4種類のジャガイモが収穫期を迎えている。それぞれ色も食感も違うので、比べていただければ」と話す。

 次回は6月17日・18日に開催予定。料金は300円。要事前予約。

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