天然氷のかき氷を期間限定で提供する「ツツウラウラ」(川口市戸塚2)が7月1日から平日の営業も始めた。同店は居酒屋「テント村」で間借りをして、夏の間だけ限定営業する。
地元出身の店主、基稜梧さんは子どもの頃にサッカーを始め、県内の強豪校で活躍。卒業後は、アスリートの経験を生かせる職業を選び、接骨院を開くともにトレーニングジムのパーソナルトレーナーを行っていたところ、昨年、サッカーを通じた知人のつながりから、「かき氷屋を始めないか」と八ヶ岳南麓で天然氷を作る「蔵元八義」を紹介された。自身の接骨院の客に話したところ、すぐ近くの「テント村」を紹介され、居酒屋が営業しない昼の時間帯を間借りして、昨年7月下旬から数カ月間限定で営業したところ、週末には開店前から行列ができるほど評判になったという。
今年は5月3日から週末のみ営業していたが、盛夏を迎えるに当たり、平日営業を始めるとともにメニューの幅も広げた。
基さんは「かき氷のメニューは『蔵元八義』のレシピをベースにオリジナルの工夫を施している。抹茶味やきな粉味など和風のものもあるが、昨年は、モモやイチゴなどフルーツを使ったものの人気が高かったので、福島の農家からモモを直送してもらい、イチゴは栃木の農家まで行って摘んできた。国産マンゴーやメロンなど季節で最適な産地が変わる高価な果物も自分で開拓した店から直接仕入れている」と話す。「かき氷店を始めるに当たり、本業の接骨院も同じ建物の上階に移転した」とも。価格は1100円から。
営業時間は11時~16時。店休日はインスタグラムで知らせる。8月末まで。