「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」のスクリーン上映が7月15日、「SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ」(川口市上青木)で始まった。
同映画祭は、フィルム映画より制作費用が抑えられ若手監督でも挑戦しやすいデジタル映画専門の映画祭として、20年前に始まった。
オープニングは、2020年同映画祭の短編部門で賞を取った藤田直哉監督の初の長編作品、大衆演劇の世界と、そこで経験する出会いと別れを中学生の目線から描いた「瞼(まぶた)の転校生」を上映。主演を務めた松藤史恩さん、友人役の葉山さらさん、メインキャストの高島礼子さんと共に登壇し、舞台あいさつを行った。
期間中はノミネート作品の上映ほか、過去にノミネートや受賞を機に活躍する5人の監督(松本優作、まつむらしんご、中村真夕、片山慎三、中野量太)の最新作上映と、これまでの歩みを振り返るトークイベント「SKIPシティ同窓会」を開催。「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」では、ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、チュウ・ジョンジョン監督初のフィクション長編映画『椒麻堂会』を日本初上映する。
開催期間は、スクリーン上映=今月23日まで、オンライン配信=7月22日~26日。