JR川口駅東口直結の複合施設「キュポラ」(川口市川口1)にある川口市立中央図書館とメディアセブンで7月22日から、「川口市平和展」が開催される。
川口市は1985(昭和60)年の「川口市平和都市宣言」以来、毎年この時期に「未来へ伝える平和の大切さ」をテーマに平和展を開いている。
初日のオープニングセレモニーでは、戦中・戦後の国民の労苦を伝える国立博物館「昭和館」(東京都千代田区)を見学した子どもたちが作文を朗読するほか、アニメ映画「この世界の片隅に」を上映する。22日・23日は、NHKアーカイブスから平和の尊さを訴える番組「NHKスペシャル 映像の世紀」の上映、図書館司書によるブックトークを行う。
展示スペースでは、「埼玉ピースミュージアム」「昭和館」から貸し出された戦時中の生活を伝える資料のほか、「広島平和記念資料館」「長崎原爆資料館」の所蔵品を展示し、原爆被害の状況や脅威について伝える。
企画を担当する川口市総務課の小栗直幸さんは「展示を通じて、戦争を体験していない若い世代の方々や子どもたちにも戦争の恐ろしさを再認識いただき、平和の大切さを考える機会としていただければ」と話す。
開催時間は10時~21時(22日・23日は9時~18時)。無料。今月26日まで。