
川口市は4月24日、JR東日本大宮支社と上野東京ラインの川口駅での停車に向け相互に協力していくための協定を締結した。併せて、川口駅の西側と東側が24時間通行できる自由通路を整備することも同協定で取り決めた。
2023年度の時点で、川口駅の乗車人員は約7万4000人。2020年度から一貫して増え続けている。川口市では2022年3月に策定した「川口駅周辺まちづくりビジョン」に基づき、川口駅の混雑緩和、通勤・通学、来訪の円滑化を図るため、優先課題としてJR東日本とも協議を重ねてきた。
停車が実現すれば、大宮や東京、品川などの駅への所要時間が短くなり、将来的には現在JR東日本が既に工事に着手している羽田空港アクセス線(仮称)経由で羽田空港に乗り換えなしでアクセスできることになる。同市では、「人口減少時代に向けて、都市間競争を勝ち抜き、発展を続けるための施策」として位置付ける。
今後は測量や地質調査を経て、基本・概略設計を順次、実施していく。