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川口で「音楽と演劇の年賀状展」 干支一巡で12年分アーカイブ展示

干支が一巡し12年間の年賀状1800枚を展示した

干支が一巡し12年間の年賀状1800枚を展示した

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 川口のカフェとギャラリー、革工房、アウトドア用品など複数の店が集まる「senkiya shinmachi(センキヤシンマチ)」(川口市石神)で2月25日~3月5日、過去12年間に行った年賀状展のアーカイブ展「音楽と演劇の大年賀状展」が行われた。

企画した山口さん(左)とsenkiyaオーナーの高橋さん(右)

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 同展は、2011(平成23)年1月に大阪のギャラリーでの展示を誘われたデザイナーの山口良太さんが、1月という開催時期であったこと、1人の展示より誰かとの合同展示に興味があったこと、自身が音楽ライブや演劇が好きで知人も多かったことから、「ミュージシャンや舞台俳優の年賀状はどんなものだろう」と興味を持ち企画・開催したのが始まり。

 その後、知人を通じて紹介されたsenkiya(センキヤ)オーナーの高橋秀之さんから「うちでもやってほしい」と誘いを受け、翌年から川口の同所にも巡回し、毎年展示を続けてきた。

 初回開催後、まもなく東日本大震災が起こり、「こんなのんきな展覧会をやっている場合なのだろうか」と思いとどまったこともあったが、展示に参加したミュージシャンたちが試行錯誤しながら自ら演奏の機会を作っている現場を見て、人が集う場所の大切さを再認識し、年賀状展を続ける決意をしたという。

 2020年はコロナ禍で、巡回を予定していた会場を中止にし、2021年は大阪のみの展示としたほか、他の地域ではリモートで行うなど、試行錯誤しながら現在に至る。

 山口さんは「長く続けていると、年賀状展を楽しみに毎年来てくださるお客さまが増え、再会できるのが楽しい。出会った頃は小さかった子どもたちが成長して遊びに来てくれたりすると、長く続けてきて良かったと思う」と話す。

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