川口で紙小物のセレクトショップ「てがみと文字Fluke(フルーク)」が10月30日で2周年を迎えた。
同店は、古民家カフェ「senkiya」(川口市石神)のスタッフとして長年勤めるくろきあやのさんが建物の一部を借り、2020年に始めた紙小物のセレクトショップ。店名のフルークは「ささやかな幸せ」を意味する。
くろきさんは学生の頃、「カフェを開きたい、雑貨も好き、ギャラリーも気になる」と迷っていたが、カフェのスタッフとして働きイベントに出展した際、黒板にメニューの文字を書く機会があり「楽しく書けている」ことに気づいたという。
両親がことあるごとに手紙を添えてくれ自身も手紙を書くことが好きだったことから、レターセットやポストカード、メモパッドなど紙小物を販売するほか、要望があれば文字を書くサービスを提供することにした。
くろきさんは「予想していない時に来る手紙はうれしい。コロナ禍で気持ちがそわそわしている時も手紙をもらってほっとする経験をした。手紙は便箋の選び方や文字の形など送る人の個性が伝わる。多くの方に手紙の魅力を知っていただければ」と話す。
2周年を記念したオリジナル商品として手書きのイラストと文字を書いたラッピングペーパーと同デザインのポチ袋セットを販売する。
営業時間11時30分~18時。水曜・木曜定休。