川口・鳩ヶ谷の和菓子店「中ばし(なかばし)」(川口市桜町2)が10月6日から、ハロウィーンをイメージしたカボチャがモチーフの「練り切り」を販売している。
カボチャがモチーフの練り切りは10年以上前に販売を始め、4年前から他のモチーフの商品も増やしてきた。練り切りは、以前は茶会や茶の稽古用の注文が主だったが、子どもにも人気が出てきたことから、ハロウィーンやクリスマスなど従来はなかったモチーフも季節に合わせて作るようになったという。
同店は、初代店主が日本橋の甘味処「中ばし」で職人として働いた後にのれん分けされ、1969(昭和44)年、江戸時代に日光御成道の宿場として栄えた鳩ヶ谷の街道筋に店を構えた。2代目店主の近藤春夫さんは、昔からの伝統を守りながら新しいスタイルの和菓子にも挑戦している。
近藤さんは「近年は小麦アレルギーで洋菓子が苦手だが和菓子なら食べられるという方もいて練り切りの人気が高まっている。お年寄り方の誕生日などに贈りたいと練り切りをベースにしたバースデーケーキの予約も入る」と話す。
カボチャがモチーフの練り切りは10月29日、イイナパーク川口(赤山)で開かれる「イイナフェスタ2022」でも販売する。
営業時間は9時~19時。火曜定休。販売は今月末までを予定。