川口駅東口のシアター&バー「第8電影」(川口市栄町3)で現在、映画「キス・ザ・フューチャー」が上映されている。
同作品はロックバンド「U2」がボスニア紛争終結後の1997年、サラエボで行った伝説のライブの舞台裏をとらえたドキュメンタリー。当時の映像と現在の関係者のインタビューから成る作品。
同館スタッフの杵村春希さんは「さまざまな時代の映像が組み合わされていて、音楽によって築かれた一つの時代が感じられるのでは」と話す。上映を決めた店長のきゅありんさんは「年末にはドキュメンタリー作品を上映したいと思っていたところ、以前、サヘル・ローズさんの監督作品『花束』を上映して知り合った配給会社さんからお声がけいただいた。面白い映画なので、U2好き、音楽好きに限らず、多くの人に見てほしい」と呼びかける。
同店は上映室とバーエリアから成るミニシアターで、席数は20席。来年1月には、戦争中もワインを造り続けてきた不屈のレバノンのワインメーカーを描いた「戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン」、2月にも、イランに逃れたアフガニスタン難民でラッパーを志す少女を描いた「ソニータ」と、引き続きドキュメンタリー映画の上映を予定する。
上映時間は19時~20時43分。料金は1,500円。12月28日まで。