川口の芝銀座通り商店会がスマホで使える地域ポイントアプリ「SheeBa(シーバ)」を開発し、2月1日、実証実験を始める。
同商店会では廃業による退会、店主の高齢化が進んでいるが、これまでもハロウィーンイベントやイルミネーション事業を行うなど活性化の取り組みを続けている。以前から地域通貨や商店街で使えるスマホアプリなどを考えていたが、地域内のブックカフェ「ココシバ」の客が開発の知識を持っていることを知った商店会役員が声をかけたことから、アプリ開発が実現した。
開発した金子広樹さんは「買い物客が地域の店で使えるものを作りたいという話を耳にして、どんな方法があるのかいろいろ調べてみた。工夫したのはデザイン、データベース、ユーザーインターフェース。『分かりやすく、シンプルに』を心がけた。店主が高齢者でもQRコードが付いた紙を店に掲出するだけでいいので、負担なく参加いただける」と話す。
同商店会の平田輝久会長は「ぜひこの機会に芝銀座を訪れてアプリを体験していただければ。今後も活性化の取り組みを続けていく」と話す。
スマホアプリをダウンロードして訪れた店のQR コードを読み込み、ポイントを集める仕組み。集めたポイントは、商店街にある酒販店「大門先屋」でオリジナルエコバックやSheeBaグッズなどの景品に交換できる。
実証実験は2月29日まで。