北区で1951(昭和26)年に開業した大衆演劇場「篠原演芸場」を中心に活動する大衆演劇団「劇団美松」の特別公演が1月25日、川口の「SKIPシティ」(川口市上青木)彩の国ビジュアルプラザ映像ホールで行われる。
埼玉県と川口市が共同製作した映画「瞼(まぶた)の転校生」は、大衆演劇の世界で生き、公演に合わせて転校を繰り返す中学生の成長を描いたヒューマンドラマ。同作品の監督、藤田直哉さんは大衆演劇場に通って篠原演芸場をロケ地に選び、「劇団美松」の役者らも出演した。
同作品は、昨年7月に開催された「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」でオープニング上映され、2月23日よりMOVIX川口で先行公開、3月2日より渋谷ユーロスペースなどで全国公開が決まっている。劇場公開決定を記念して、日本文化大衆演劇協会協力の下、縁ができた「劇団美松」による舞台「瞼の母」と舞踊ショーの特別公演を同映画祭会場で行うことが決まった。
映画祭広報担当の堀切健太さんは「劇団美松の舞台を川口で見られるのはめったにない機会。大衆演劇を見たことがない人にも、この機会にぜひ体験していただければ」と話す。
映画「瞼の転校生」に主演した松藤史恩さんが舞台「瞼の母」に初挑戦。演出は「劇団美松」座長の松川小祐司さんが手がける。
13時開場。入場無料。全席指定。要事前申し込み。