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川口で開催中の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」 受賞作品決まる

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 川口の文化施設「SKIPシティ」(川口市上青木)の彩の国ビジュアルプラザで7月16日より開催されていた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」のクロージング・セレモニーが24日に行われ、グランプリほか各賞が発表された。

「Journey」でSKIPシティアワードを受賞した霧生笙吾監督

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 国際コンペティションには、99の国・地域から応募のあった775作品から選ばれた10作品がノミネートされ、最優秀作品賞(グランプリ)はフランス作品「揺れるとき(英題「Softie」)」(サミュエル・セイス監督)、監督賞はフランス、ドイツ合作「マグネティック・ビート」(ヴァンサン・マエル・カルドナ監督)、審査員特別賞はボリビア、ウルグアイ、フランス合作「UTAMA~私たちの家~」(アレハンドロ・ロアイサ・グリシ監督)、観客賞はロール・カラミー主演のフランス作品「彼女の生きる道」(セシル・デュクロック監督)がそれぞれ受賞した。

 国内コンペティションには、若手映像クリエーターが表現の可能性に挑んだ長編6作品、短編8作品がノミネートされ、短編部門の優秀作品賞は「サカナ島胃袋三腸目」(若林萌監督)、観客賞は「ストレージマン」(萬野達郎監督)、長編部門の優秀作品賞は「ダブル・ライフ」(余園園監督)、観客賞に「ヴァタ ~箱あるいは体~」(亀井岳監督)が、それぞれ受賞した。

 さらに国内コンペティションの審査員による審査を経て、両コンペティションを通じた国内作品の中から今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に授与される「SKIPシティアワード」は、SF映画「Journey」(霧生笙吾監督作品)が受賞した。

 同映画祭ディレクターの土川勉さんは「3年ぶりにSKIPシティの会場で全コンペティション作品をスクリーン上映することができた。会場にお越しいただいた監督たちからも、自分の作品を大きなスクリーンで見ることができ観客の反応が直接伝わり、自分の作品に新たな発見があったと喜んでいただけた」と話す。

 同映画祭は2004(平成16)年、デジタルシネマにフォーカスを当て、国際コンペティション・国内コンペティション(長編部門、短編部門)を中心にした「若手映像クリエーターの登竜門」として次代を担う新たな才能の発掘を目指すことを主目的に始まった。本年度は、コロナ禍を経て2019年以来3年ぶりのスクリーン上映とオンライン配信を併用した初のハイブリッド開催となった。

 16日から9日間にわたり開催されたスクリーン上映は幕を閉じたが、オンラインでは7月27日23時まで配信する。

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