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川口のブリューパブ「麦酒処ぬとり」が3周年 記念イベントも

常時10種類ほどのビールを提供する。イベント出展時など、臨時休業はインスタグラムで知らせる。

常時10種類ほどのビールを提供する。イベント出展時など、臨時休業はインスタグラムで知らせる。

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 クラフトビール醸造所とタップルームを併設した「麦酒処ぬとり」(川口市川口6)が川口駅西口にオープンして、9月10日で3周年を迎える。

リノベーションした店舗外観

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 高度経済成長期に建てられた建物をリノベーションした同店は、川口市出身の山田泰一さんが妻の小葉さんと共に2020年に開いた。店名の「ぬとり」は英語の「nutrition」(栄養)から名付けたという。

 自ら醸造を行う山田さんは、8年ほど前に都内にオープンしたクラフトビール店を訪れた際、ビールを自分で造り、仕事にすることができることを知り、ビール醸造を学んだ。その後、いくつかのクラフトビール店が立ち上がる際、請われて醸造を手伝った後、2017(平成29)年ごろから物件探しを始め、時間をかけて現在の物件に出合い、知人らの協力を得て自らリノベーションを行った。

 常時10種類ほどを用意するクラフトビールのほか、店名の由来にちなみ、女将(おかみ)として慕われる小葉さんが作る「栄養価を考慮した」という料理「こばんざい」を提供する。

 「街を楽しくしたい」という思いを持つ山田さん夫婦は、自転車のイベントや花見の会を開いたり、市内のイベントに出店したり、「ぬとり新聞」を発行したりするなど、さまざまな工夫を凝らしてきた。3月には店の前にあった物件を新たに借り、利用者が好きな本を置き、好きなものを展示できる棚を設けた図書館を始めた。

 山田さんは「今の物件が見つかったのがコロナ禍と重なってしまったが、それでもやりたいという気持ちが強かった。3周年を迎えることができたのは、店を気にかけてくれて来てくださったお客さま、取引先や同業の方々、さらに私たち夫婦のわがままに付き合ってくれたスタッフのおかげ。今後もさらにパワーアップしていくので、楽しみにしていただければ」と話す。

 3周年を記念して9月7日~12日、バレルエイジドビール(熟成ビール)開栓ほか、「おかみのおつまみベスト5」の提供、靴店の出張販売、講談ライブなどを行う。

 営業時間は14時~22時。火曜定休。

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