川口駅東口から徒歩5分、コミュニティ通り沿いにある民家の2階に11月10日、「ラフマジュン」を提供する「Anne(アンネ)のキッチン」(川口市栄町3)がオープンした。
ラフマジュンは、ピザ状の生地にひき肉を敷き詰めて焼いた中東由来の食べ物で、上に野菜を載せ、巻いて食べるのが一般的。
店主の壬生明子さんは「両親が住んでいたこの場所で、父が集めた美術品や、母が作った革細工や鍛金細工の作品などを見てもらいたい」と思っていたが、そこに加えて、「おいしいと胸を張って提供できるラフマジュンやバクラヴァ(木の実を使ったパイ風の焼き菓子)を出してみよう」と考えたのがきっかけで開業した。
植木を配したベランダに面した和室には座卓3卓を、隣の洋間には広めの4人がけテーブル1卓を置く。別室には壬生さんの母が作った鍛金細工や革細工、トルコ周辺の伝統手芸「オヤ」を飾る。オヤは販売も行う。
ラフマジュンランチ(1,800円)には季節のスープと漬物が付き、煮出したトルコ風のチャイは飲み放題で提供する。バクラヴァはコーヒーとセットで700円(トルココーヒーの場合は800円)。当面は週2日のみの営業だが、今後増やしていく予定だという。