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川口のギャラリーで「木の玩具」展 細部まで忠実に再現したD51も

レールや機関車の部品などの金属部分も、木を手彫りして金属に見えるよう磨いたもの

レールや機関車の部品などの金属部分も、木を手彫りして金属に見えるよう磨いたもの

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 川口の「木風堂(きっぷうどう)」ギャラリー(川口市安行領根岸)で4月7日、木工作家・柴田重利さんの「木の玩具」作品展示会が始まった。

D51の細部まで表現

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 店主の鈴木常久さんは、ギャラリー開業以前に南会津の木工の店で柴田さんと知り合って以来親交を深め、同店が開業した4月6日が柴田さんの誕生日でもあることから、コロナ禍で中止にした年を除き、1周年を迎えた2007(平成19)年より毎年、作品を展示してきた。

 開業17年目を迎える今回は、1990(平成)年代前半にハンズ大賞に入選した作品「蒸気木関車D51171」を展示する。本物の機関車の設計図を基に、動力部や車輪、連結部なども含め細かいネジ類から石炭まで、色や硬さなどそれぞれの部品に適した木を選んで組み合わせ、全て手作業で削り、磨きをかけ製作したもの。

 ほかに、「世界木のクラフト展」1998(平成10)年度、1999(平成11)年度の2年連続で農林水産大臣賞を受賞した「カブ丸くん」(講談社の「木工大図鑑」でも紹介されたカブトムシをモチーフにした子どもの玩具)と「森の目ざめ」(切り株の根元を利用して尾瀬の早春風景を表現した木製大型オルゴール)、車好きの柴田さんがカタログの寸法を元に忠実に木工で再現した初代ブルーバード、スカイラインGTR、フェアレディZなどの作品などを展示する。

 期間中、柴田さんほか、市内を中心に活動する木工作家の「がんどじ」さん、フレームアーティスト小野由加利さんによる子ども向けワークショップも行う。

 開催時間は10時~17時(最終日は14時まで)。月曜・火曜・水曜定休。入場無料。5月7日まで。

 ※作品名「蒸気機関車」→「蒸気木関車」 (4/10 編集済)

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