川口市が運営する公園施設「イイナパーク川口」と首都高川口線川口PA（パーキングエリア）が連結し、4月25日、首都高初の「ハイウェイオアシス」、「川口ハイウェイオアシス」として全面開業した。

鋳物製品と盆栽

　イイナパーク川口では、周辺地域の歴史・文化・自然を紹介する「歴史自然資料館」、草花や植木など地元特産品展示直売コーナーがある「地域物産館」、子ども向け屋外大型遊具「ふわふわドーム」などが2018（平成30）年4月に先行開業し一般道から利用できるようになっていたが、従来の川口PAの施設を拡張して公園側に移転。首都高「ハイウェイオアシス」として、高速道路を下りずに園内にアクセスできるようになった。

　首都高からの入り口近くに新設された食堂売店施設には川口市産品の鋳物製品と盆栽を展示し、鋳物の羽釜で炊いた米を使った手作り弁当やおにぎりなどテイクアウトメニューを拡充した。隣接して新設された全天候型遊戯施設「ASOBooN（アソブーン）」では、天候に関係なく遊ぶことができる。

　園内の歴史自然資料館、地域物産館は建築家・伊東豊雄さんの設計によるもので、約8.9ヘクタールの広大な敷地に自然と調和して建てられた。広々とした芝生広場にはベンチが置かれ、水鳥の池、とんぼ池、里のせせらぎなど水辺の散策もできる。

　営業時間は、公園＝9時～18時、レストラン・カフェ・売店＝7時～21時、屋内あそび場＝10時～17時（土曜・日曜・祝日は18時、火曜定休）。