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大正時代の洋館で現代アートの作品を展示 川口の旧田中家住宅で

大正時代に迎賓館として建てられた旧田中家住宅

大正時代に迎賓館として建てられた旧田中家住宅

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 川口の重要文化財「旧田中家住宅」(川口市末広)で10月29日から、「時の聲(こえ)」と題した企画展が開かれる。

岩瀬志保さんの作品

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 旧田中家住宅は、代々みそ醸造業と材木商を営む田中家が大正時代に迎賓館として建てたもので、素封家としての暮らしぶりを今に伝える文化遺産。

 コロナ禍で人々の生活文化が大きく変化する中、歴史ある文化財の建築と現代に活躍する作家たちの技により創り出される空間で、「流れていく時の隙間に今の時代や文化が共存することを感じてもらう」のがテーマ。

 川口市文化財課の谷川さんは「絵画、彫刻・ガラス、書、盆栽など、出展作家それぞれが作品についての言葉を添えている。現代で活躍する作家のさまざまな感覚と共に、長い歴史を持つ大正ロマン建築・旧田中家住宅を楽しんでいただけたら」と話す。

 出展作家は、彫刻家の中村隆さん、書や墨をベースとした空間アーティスト岡林里依さん、彫刻・金属造形などの高田純嗣さん、ガラス作家の岩瀬志保さん、シルクペインティングの木村萌さん、盆栽師の飯村誠史さん。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館料は、高校生以上=210円、小中学生=50円。11月27日まで。(期間延長:11/16編集済)

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