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ミュージシャンを撮り続けてきた写真家・大川直人さん、川口で写真展

来場者に撮影当時のことを話す大川さん

来場者に撮影当時のことを話す大川さん

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 川口のアートギャラリー「アトリア」(川口市並木元町)で9月21日~25日、ミュージシャンの写真を40年撮り続けてきた大川直人さんの写真展「GOOD TIME MUSIC」が開かれた。

80~90年代のモノクロ作品を中心に展示

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 大川さんは、自身も学生時代から音楽に親しみ、家族にも周囲にも音楽を演奏する人が多い中、ミュージシャンの写真を撮りたくて1982(昭和57)年、25歳の時にフリーランスのカメラマンになり、以来、ミュージシャンの写真を撮り続けてきた。

 今では有名になったミュージシャンのデビュー前や活動初期の写真など80~90年代の作品を中心に、モノクロのフィルムで一瞬の表情を捉えた写真を数多く展示し、来場者の質問にも応じた。

 大川さんは「自分は撮影中、あまりしゃべらない。話すことで何かが壊れる気がする。相手もシャッター音の回数や速さで、いま良い写真が撮れているんだな、と感じているのでは。空間の中で対峙(たいじ)する、時を共有する感じを大切にしてきた」と振り返る。

 春に銀座、横浜で写真展を開いた後、コロナ禍でいったん全てキャンセルとなったが、状況が落ち着き要望も多かったことから首都圏を巡回することになった。

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