
元郷氷川神社(川口市元郷1)の社務所と境内を舞台に4月6日・7日の2日間、グルメやワークショップ、ハンドメード商品や地元産品の販売ブースから成るイベント「しあわせBASE(ベース)」が初開催された。
7日は春の暖かさが感じられる陽気の下、地元の家族連れなどを中心ににぎわった。隣の公園ではシートを敷き、花見を楽しむ女性の姿も見られた。
イベントのコンセプトは「食べる、作る、買う、遊ぶ」。川口市元郷地区を盛り上げようと、元郷氷川神社、埼玉キッチンカーコミュニティ、「Hau'oli market(ハウオリマーケット)」の3者が実行委員会形式で運営する。会場となった神社の境内には、6台のキッチンカーと約10のブースが軒を連ねた。
ハウオリマーケット代表の高橋みゆきさんはプラスチック成形技能士の資格を持ち、関連の仕事に就いていたが、その技能も生かし、レジン素材のベーゴマ「レジンべー」を独自で開発し、商標登録も行った。当日はベーゴマデコワークショップを開催し、参加した小学生は15分ほどでお気に入りのベーゴマを作り、持ち帰った。
「自分たちが活躍する場所を自分たちで作っていこう」と2021年春からハウオリマーケットで活動してきた高橋さん。「今はちょっとバリバリ働くのは難しいけど、将来的に何かやりたい30~40代のママたちの第一歩になれば」とその思いを語る。地域活性化、日本文化の継承、近隣住民同士のコミュニケーションの基地(=BASE)として、このイベントが定着していくことを目指しているという。
今後、5月、6月、8月、9月に週末に月1回のペースで継続開催していく予定。