AIの未来を展望する企画展「AIのアイ ~AIが見る世界、AIと創る世界~」が1月16日、川口の文化施設「SKIPシティ映像ミュージアム」(川口市上青木)で始まる。
急速に一般にも広く使われるようになり、日々進化し続けているAI(人工知能)テクノロジー。同展では、最先端のAIの仕組みと画像認識技術を楽しみながら学べるよう、OpenAI、Googleなどの協力も得て、体験型展示を中心に5つのテーマごとに最新のAI活用事例を紹介する。
「会話するAI」のコーナーでは、ChatGPTを使ってAIと会話し、「運転するAI」では、慶応義塾大学大前研究室の協力を得て最先端の自動運転システムを学び、実際に車を走らせる体験ができる。「作業するAI」では、早稲田大学尾形哲也研究室、産業技術総合研究所の協力を得て、繊細な作業をするAIロボットや人の代わりに重労働をするヒューマノイドロボットの展示などを行う。
「創造するAI」のコーナーでは最新技術を使い、文章から画像や動画を生成する体験もできる。「友達になるAI」では、人と触れ合って成長するパートナーロボット「LOVOT」とのコミュニケーションが体験できる。
展示担当の鈴木敏之さんは「AIという言葉が一般に広まりつつあるが『聞いたことはあるが何だかよく知らない』という人も多いのでは。今回の展示でAIを実際に体験してAIについて知っていただくとともに、フェイク画像やフェイク動画も簡単に作れてしまうことも知り、注意喚起にもつなげていただければ」と話す。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館料は、大人=520円、小中学生=260円。6月30日まで。