本を真ん中に置いた場作りを目指す私設図書館「本の場」の1回目が3月2日、主宰する吉松文男さん・直子さん夫婦の自宅(川口市前川4)を会場に開かれた。2人の蔵書約400冊を中心に、友人・知人からも集めた本も並べ、1人2冊限定で貸し出す。
看板やチラシは全て2人の手作りによるもの。「自分たちだけが読んで終わりにするのはもったいない」と考え、この試みを始めた2人。自宅の一室とその前面に位置するガレージを使った「住み開き」のスタイルで、2人の趣味が色濃く反映された人文系やサブカルチャーをテーマにした本を中心に並べた。
開催当日はまだ肌寒く、風もあり、本は室内に多く置かれていたが、道行く人が興味深そうにのぞき込んでいく様子が見られた。「本が好きなら誰でも来てほしい」と直子さん。開催中にその場で本を読んで、時間を過ごしていくこともできるという。
「今後は読書会を開いたり、みんなで近所を散歩して、それをテーマに詩を作って詩集にしたりするなど、いろいろやってみたい。本を真ん中に置いた場作りを目指していく」と2人はほほ笑む。
今後は月1回、第2日曜の12時から日没まで開いていく予定。利用は全て無料。