川口市在住の書家・山澄智英さんの作品展が11月19日、川口の複合施設「セブンアート」(川口市源左衛門新田)で始まった。
施設内のカフェ「BRUNSWICK KITCHEN & COFFEE」の壁面には大型作品を、隣接する「木風堂3」では、異なる書体で表現した作品やTシャツをベースにした作品などを展示する。
山澄さんは中学時代、国語の授業で漢詩や漢文に触れたことから書に興味を持ち、大学では中国文学を専攻。周囲に書に優れた学生が多い環境で刺激を受け、自身も公募展に出品したりグループ展や個展を開いたりするようになったという。
卒業後は市内の複数の中学で国語教師として教鞭(きょうべん)を執り、書道部でも活動。生徒たちの作品展を開いたり、他校との交流の機会をつくったりするなどの取り組みも続けた。
山澄さんは「書というと掛け軸など堅苦しいイメージがあるかもしれないが、紙以外の素材に少ない文字を分かりやすく書く作品作りを楽しむなど、いろいろな楽しみ方がある。やればやるほど奥が深いので、気軽に書に触れていただくきっかけになれば」と話す。
営業時間は10時~18時20分(最終日は16時まで)。月曜・火曜定休。入場無料。11月30日まで。