子育て家庭を対象にした「第1回LISおんがく祭」が11月23日、「フェリーチェ音楽ホール」(川口市芝2)で開催される。東京音楽大学と国立音楽大学の同期で結成された金管五重奏団「GYO-ZA QUINTET(ギョーザ・クインテット)」の演奏が無料で楽しめる。
親子で楽しむはじめての金管五重奏コンサート「LISおんがく祭」
主催するNPO法人「LIS」は、子どもの「体験格差」に注目し、それを解消する一助となる活動に取り組む団体で、3月に発足。今回のイベントは、「年齢や環境にかかわらず、全ての子どもに『本物の音楽』と出合う機会を」という趣旨で企画した。0歳児から参加でき、途中入退場自由、子どもの声出し・離席も可能。演目は「アンパンマンのマーチ」「そりすべり」など。
同NPOの竹内蓮美さんは現在、志木市を中心に活動しているが、もともと川口市の出身。「GYO-ZA QUINTET」のトランペット奏者で、同じく川口市出身の丸山宥衣さんと小中学校時代からの友人だったことから、今回のイベントが実現した。これまで「リトミック体操」などの事業を行ってきたが、そこでも同団メンバーに協力を仰いでいる。
竹内さんは「ハリネズミコーヒーや大島楽器など、協賛企業の協力で実現できた。まだいろいろ手探り状態だが、これからも子どもたちが自分らしく一歩を踏み出せるきっかけを作っていきたい」と話す。
開催時間は14時~14時30分。同ホールでは当日15時30分~、同団の「クリスマス・コンサート」も開催。料金は2,000円。売り上げの一部は同NPOに寄付される。