
「鉄板・串焼き 兎影(とかげ)」(川口市芝5)が10月7日、川口・芝銀座通り商店街にオープンした。1階は和モダンを意識したカウンター席、2階はインドネシアの木や竹が素材の家具や布地をあしらったアジアテイストでまとめ、個室は居心地の良さを意識したリビングをイメージし、大きなソファを配置する。
東京都北区内で飲食店2店舗を経営する田中直記さんが3店舗目の出店場所として選んだのは、JR京浜東北線蕨駅東口から5分程度、住宅街に位置する同商店街の中。「十条の店にも川口や大宮方面から品川や新橋に通うお客さまが途中下車してまで来てくれていて、1年前からこの近隣で探していた。駅前から少し離れた場所で、食事だけでもゆっくりできる店を作りたかった」と田中さん。
店長の丹野雅章さんはホテルの厨房で長年働き、ベースはフレンチ。その後、いつか自分の店を出すために、他ジャンルの飲食店でも経験を積んでいたところ、田中さんから声がかかった。メニューは、アラカルト16~17種類、串焼き8~9種類、鉄板メニュー10種類を用意。アルコール類は多く流通していないものを選んでいるという。日本酒は長野、富山、新潟のものがメイン。
「出来合いではない、手作りのおいしさを味わってほしい。敷居を極力低くして、普段使いしてもらえたら」という丹野さんは「『ちょっとおいしい居酒屋に行きたい』という時の選択肢にしてもらえれば」と話す。
営業時間は16時~23時。月曜定休。