
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が7月18日、SKIPシティ映像ホール(川口市上青木3)などを会場に開幕した。
今回で22回目を迎える同映画祭は埼玉県、川口市、川口商工会議所などが主催する映像イベント。オープニングセレモニーでは実行委員長を務める大野元裕埼玉県知事、副委員長の奥ノ木信夫川口市長らがあいさつを行った。会場には、海外招待作品やコンペティションノミネート作品の監督やディレクター、コンペティションの審査員らが集まり、9日間に及ぶイベントの開幕を飾る華やかなセレモニーとなった。
会期中には招待作品、コンペティションノミネート作品に加え、特別上映となる「SKIPシティインキュベート作品」の「ディッシュアップ」(池本陽海監督)やコンペティション審査委員長・石川慶監督の「愚行録」、「SKIPシティセレクション」と銘打ち「いもの国風土記」(黒川幸則・井上文香監督)など、さまざまな注目作品を上映する。
SKIPシティ多目的ホールでは今月21日まで、企画展「デジタルネイティブが視(み)る映像のカタチ」を開催。縦型映画専用シアターとなる「縦型映画シアター」、VR(仮想現実)やXR(クロスリアリティー)など、最新映像コンテンツを視聴できる。
大野知事はあいさつで「フィルム全盛の時代に次世代を見据え、デジタルシネマにフォーカスしたことは大いなるチャレンジだった」と話す。「スマートフォンの普及やXRなど映像技術の進展により、人々が映像を楽しむ場面は多様化している。新たなチャレンジとして特製の大型スクリーンで上映する縦型映画など多様な映像を体験するプログラムも準備した。新たな映画の可能性を楽しんでほしい」とも。
前売り券は、コンペ作品=800 円、海外招待作品・インキュベート作品・SKIPシティセレクションなど=1,000 円(当日は各 200 円増)。縦型映画などの関連企画は無料(要予約)。今月26日まで。