
新晃社川口工場(川口市弥平3)が5月14日、「オープンファクトリー」を行った。2回目となる今回は午前と午後の開催で、主に印刷会社やデザイン会社の社員らが参加し、総勢16人がグループに分かれて工場内を回った。
同社は特殊印刷加工技術を研究・開発・発信する「印刷加工実験室」のビジネスモデルで、2021年度の「東京ビジネスデザインアワード」で最優秀賞を受賞している。オープンファクトリーはその一環として、普段は足を踏み入れることのできない印刷加工の現場を見学。それぞれの責任者が現場で解説し、実演も行う。
印刷や型抜き、表面加工、箔押しなど、通常見かける印刷物が出来上がる各工程を回りながら、参加者は随時、質問を行った。最後に、展示スペースで同社の技術を使った試作品や製品実績を見学した。
工場周辺は印刷関連工場が多い場所。同社企画部広報担当の徳重正彦さんは「なかなか実物の機械を見る機会はないので、参加者の皆さんには喜んでいただける。今後、もっと広い範囲でオープンファクトリーへの参加を募っていきたい」と話す。次回は11月に開催予定。