川口の「木風堂（きっぷうどう）」ギャラリー（川口市安行領根岸）で10月1日、木彫作品の展示会「佐々木苗展」が始まる。同店での展示は2019年に続き2回目。

植物をモチーフにした作品「Landscape/PLANeTs#4」

　蕨市在住の木彫作家、佐々木苗さんは文化財修復の仕事をした後、学生時代から続けてきた木彫制作に専念。やかんや植物、動物など、身近にあるものや自然をモチーフにした作品を作ってきた。

　もともと木が好きな佐々木さんは無垢の素材を扱う同店に客として訪れていたことから作品展が実現したという。

　佐々木さんは「今回の展示は通常のギャラリーとは異なり、民芸品を置く生活空間に近い店内ギャラリーの展示ということで、日常の生活風景にあってもおかしくないように見えて、よく見ると非日常という『違和感』を楽しんでいただければ」と話す。

　営業時間は10時～18時頃（最終日は12時まで）。月曜・火曜・水曜定休。無料。10月30まで。