川口の大泉工場(川口市領家5)を舞台にした特別体験ツアーが、12月7日に開催される。「JTB地球いきいきプロジェクト」の一環。同プロジェクトはJTBグループの各支店が、地域の企業や学校と組んで「元気な未来を創造していく」活動のこと。JTB埼玉南支店(本町4)は今回、大泉工場と埼玉大学に協力を仰ぎ、「見る・知る・学ぶ」特別体験ツアーを実施する。
大泉工場はかつて鋳物や機械製造の工場だったが、現在、「地球を笑顔で満たし、素敵な環境を創造する」ことを自社の存在価値と定め、本社敷地を「OKS CAMPUS」と名付けて地域に開放している。「OKS CAMPUS」内には1938(昭和13)年に建設された、国有形登録文化財「大泉家住宅」和館・洋館があり、当日は通常非公開のこの建造物をはじめ、「_SHIP KOMBUCHA」醸造所、太陽光自家発電施設などを見学。ワークショップも開催する。
ワークショップでは、大泉工場の大泉寛太郎社長から、同社のサステナブルな取り組みについて話を聞いた後、ツアーに参加する大学生や地域住民らがその敷地をさらに利活用する際のアイデアについてディスカッションを行う。ツアー終了後には、敷地内の「1110CAFE/BAKERY」で100%プラントベース(植物由来)のランチを楽しむ(希望者限定、費用別途)。
同支店の高野景さんは「大泉工場は市内でも持続可能な社会への取り組みに力を入れている会社。大学からの参加者も交えて新たな地域の魅力を発見できる時間になれば」と話す。申し込みは同支店(TEL 048-228-0061)で受け付ける。